TOKIO
東京で仕事をしながら、今まで通りにサッカーを続けることは難しい。なんてったって「世界の東京」だ。時間もないし場所もない。サッカーをやる環境は明らかにスペインのそれとは違う。比べることが意味を成すのかってことは別として、自分がこれからもサッカーを続けるうえで譲れない条件がある。それはゾクゾクするような環境でプレーするということ。抽象的で申し訳ないんだけど、適度のプレッシャーっていうのかな?そういうのが自分には必要なんだ。こればっかりは感覚の問題で自分にしかわからないから、理解してもらうのは難しいかもしれない。
スペインで経験した時の話になってしまうんだけど、やっぱり週末の試合の緊張感ってのは心地良い。試合前日にスパイクを磨いたり、移動のバスで音楽を聴きながら落ち着いたり、試合前のロッカールームでの円陣だったり、グランドに入る時に流れる音楽だったり、何よりも素晴らしいのはゴールを決めた瞬間。みんなが自分を見てるって感覚は何にも変えがたい最高の時だ。他にも試合後に飲み屋でサッカーの試合を観ながら親父と話をしたり、家に帰ってフテッたり、綴れば長くなるけどいろいろな部分が “深かった” と思う、すごく。
昨日も先週同様、とあるチームの練習に参加してきた。今回も含め夏以降、日本でサッカーをしてみていろんな思いやアイデアが湧き出てきた。おもしろいもんだ。
これについては追々書いていきたい。
かと言って向こうが恋しいか?と聞かれれば、そうでもない。素直な気持ちで帰国を決心したし、特にスペインのサッカーが恋しいなんてことはない。
ただ、環境は別だね。向こうで経験したような気持ちが高ぶるような場所だ。
いろいろと動いてはいるものの、なかなか自分のイメージしているような環境は見つからない。ある人は、 “そういうのって日本だったらJかJFLまで行かないと厳しい” と言っていた。そうなのかね~。そこまでしないとだめなのかね~。まぁ自分がその舞台でプレーしているというイメージが湧かないし、プロが全てじゃないって思うからね。これについては以前書いた。書いたのだけど日本語でなく拙いスペイン語だったので、期をみて日本語で書き直そう。
と、ここで登場するのがRobert Baggioが自身のサッカー人生を振り返ったときの言葉。
僕にとってサッカーは(本能的な) “衝動” だった。そして、人生を教えてくれる場でもあった。サッカーを通して自分自身を知ることを学んだし、プレーしていくために自分の性格を変えていく必要もあった。人生は簡単ではないということ、毎日が戦いだという “現実” を教えてくれたよ。でもまた、どんなに困難に思える状況でも、それを価値あるものに変えられるんだということを教えてくれた。CALCiO2002(2005年11月号)
東京で忙しく働き、平日の練習もままならないなかでも週末には試合がある。リーグ戦を戦えば勝ち負けがあるし、昇格や降格だってある。時間や場所が限られるなかでも、選手はなんとかやりくりしながらサッカーと共存している。そういうことなのか。
少し考えが変わりつつある感じ。限られた環境のなかで、最大限の努力をし、成果を得る。それが実現できたときにはそれまで限られていた環境が変わるかもしれない。変わるかもしれないってことは、変わらないかもしれないのだ。常に変化を伴う先進大国でボールを蹴るのならば仕方のないこと、というか、こういうスタイルなんだろうね。
今年は4人もの日本人がノーベル賞を受賞した。このままじゃ日本のサッカーは世界に追いつけないなんて思いも確かにあるけど、これまで日本は日本のやり方で成長してきて「世界の東京」となった。「ひたむきに、謙虚に、向上心を持って」。これはPepe流サッカーを実現する上で大切な三つの要素だ。いつの日か、もしかしたら「サッカーの街 東京」なんて呼ばれる日が来るかもしれない。来るかもしれないってことは、さっきも書いたように…ね??
とにかく工夫次第。需要曲線と供給曲線が交わるところで物価が決まるように、意志を貫くところと、妥協するところの接点に答えがあるはず。なんだけど…。
これからおもしろくなっていきそうだ!!
“Estilo de Tokio” Pepe
スペインで経験した時の話になってしまうんだけど、やっぱり週末の試合の緊張感ってのは心地良い。試合前日にスパイクを磨いたり、移動のバスで音楽を聴きながら落ち着いたり、試合前のロッカールームでの円陣だったり、グランドに入る時に流れる音楽だったり、何よりも素晴らしいのはゴールを決めた瞬間。みんなが自分を見てるって感覚は何にも変えがたい最高の時だ。他にも試合後に飲み屋でサッカーの試合を観ながら親父と話をしたり、家に帰ってフテッたり、綴れば長くなるけどいろいろな部分が “深かった” と思う、すごく。
昨日も先週同様、とあるチームの練習に参加してきた。今回も含め夏以降、日本でサッカーをしてみていろんな思いやアイデアが湧き出てきた。おもしろいもんだ。
これについては追々書いていきたい。
かと言って向こうが恋しいか?と聞かれれば、そうでもない。素直な気持ちで帰国を決心したし、特にスペインのサッカーが恋しいなんてことはない。
ただ、環境は別だね。向こうで経験したような気持ちが高ぶるような場所だ。
いろいろと動いてはいるものの、なかなか自分のイメージしているような環境は見つからない。ある人は、 “そういうのって日本だったらJかJFLまで行かないと厳しい” と言っていた。そうなのかね~。そこまでしないとだめなのかね~。まぁ自分がその舞台でプレーしているというイメージが湧かないし、プロが全てじゃないって思うからね。これについては以前書いた。書いたのだけど日本語でなく拙いスペイン語だったので、期をみて日本語で書き直そう。
と、ここで登場するのがRobert Baggioが自身のサッカー人生を振り返ったときの言葉。
僕にとってサッカーは(本能的な) “衝動” だった。そして、人生を教えてくれる場でもあった。サッカーを通して自分自身を知ることを学んだし、プレーしていくために自分の性格を変えていく必要もあった。人生は簡単ではないということ、毎日が戦いだという “現実” を教えてくれたよ。でもまた、どんなに困難に思える状況でも、それを価値あるものに変えられるんだということを教えてくれた。CALCiO2002(2005年11月号)
東京で忙しく働き、平日の練習もままならないなかでも週末には試合がある。リーグ戦を戦えば勝ち負けがあるし、昇格や降格だってある。時間や場所が限られるなかでも、選手はなんとかやりくりしながらサッカーと共存している。そういうことなのか。
少し考えが変わりつつある感じ。限られた環境のなかで、最大限の努力をし、成果を得る。それが実現できたときにはそれまで限られていた環境が変わるかもしれない。変わるかもしれないってことは、変わらないかもしれないのだ。常に変化を伴う先進大国でボールを蹴るのならば仕方のないこと、というか、こういうスタイルなんだろうね。
今年は4人もの日本人がノーベル賞を受賞した。このままじゃ日本のサッカーは世界に追いつけないなんて思いも確かにあるけど、これまで日本は日本のやり方で成長してきて「世界の東京」となった。「ひたむきに、謙虚に、向上心を持って」。これはPepe流サッカーを実現する上で大切な三つの要素だ。いつの日か、もしかしたら「サッカーの街 東京」なんて呼ばれる日が来るかもしれない。来るかもしれないってことは、さっきも書いたように…ね??
とにかく工夫次第。需要曲線と供給曲線が交わるところで物価が決まるように、意志を貫くところと、妥協するところの接点に答えがあるはず。なんだけど…。
これからおもしろくなっていきそうだ!!
“Estilo de Tokio” Pepe
by albondiga
| 2008-11-28 18:28
ゆるゆる通訳者(スペイン語)の、これまでとこれからを綴ったゆるゆるブログ。自身のサッカーについてもゆるゆる綴ります。メキシコ、トルーカ在住。
by albondiga
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