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Pepe、ナオト・インティライミを見た。

"テレビのチャンネルをカチャカチャまわす"

これ、スペイン語でなんて言うんだっけ。どうしても思い出せないのだけど、チャンネルをカチャカチャしていたらナオト・インティライミさんの冒険記なる番組に巡り合った(SPACE SHOWER TV)。途中から見たので全ての概要は把握していないのだけど、Pepeが見た限りで説明してみる。



2012年11月の映像だったか、ナオトさんはコロンビアを旅していて8年前に知り合った(であろう)友人の歌手Andres Cepedaさんを訪ねていた。Andresさんのライブ会場へ赴き、リハーサルをステージ上で見学しているとそこに舞台監督が現れ、"勝手にステージに上がるな、降りろ"と厳しく注意を受ける。

リハーサル後、Andresさんとナオトさんは当時の想い出などを、ナオトさんが持ってきた写真を見ながら楽しそうに話していた。すると別れ際にAndresさんから、"明日のライブで一緒に歌おう"という提案があり、ナオトさんも"ぜひ一緒に演奏したい"と応え、ひとまず翌日の共演を約束する。

次の日、ナオトさんは再びライブ会場を訪れる。関係者入口で"Andresさんの招待を受けた"と伝え、無事に入場。しばらく関係者入口近くで待機しているとそこへ昨日注意を受けた舞台監督が登場。"今日は勝手にステージに上がらないでくれよ、私はステージ上であなたの姿を見たくないから"といきなり強烈な一言をナオトさんに浴びせる。

ナオトさんが、"僕はAndresから招待を受けて、今夜一緒に演奏すると約束した"と伝えても、"認めない、私はあなたの演奏を見たくないんだ"。かなり険悪な雰囲気が伝わってくる。

するとナオトさんは、"どうしてダメなのですか、Andresは一緒に歌おうと言ってくれた、あなたが僕に歌わせたくない理由を教えてほしい"と尋ねた。すると舞台監督は、"運営側にも規則がある、我々が勝手に行動することは許されていない"と真っ当な返事を返す。

引き下がらないナオトさん。"わかりました、けどそれはビジネス上の話であってAndresと僕は心と心の約束をした、Andresが今夜僕を呼んでくれたんだ"と想いを言葉にする。

ここまで伝えると舞台監督は、"ではライブ中にAndresが君のことをステージ上に呼んだら私はそれを認めよう、だけど勝手にステージに上がることは決して許さない、身をわきまるように"とナオトさんがステージ上に上がれる可能性を示し、二人が握手を交わしたところで交渉の場面が終了。

一通りのやりとりを映像で見て、ナオトさんのコミュニケーション能力に驚愕した。いや、単にコミュニケーション能力に長けているというだけではない、情熱とか、生きる力とか、想いを言葉にして伝える術っていうのかな、とにかくナオトさんの姿を見てその力強さを強く感じた。舞台監督にももちろんライブを任されている責任があるから安易なことは出来ない。だけど、"Andresさんから声が掛かった場合は認める"という言わば最低限の条件で折り合った。

ステージに上がれない理由を聞き出し、そのうえでステージに上がるための条件を舞台監督から得たナオトさんの姿はかっこよかった。
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世の中、ダメならダメなりの理由があるわけだし、OKならOKなりの理由がある。どちらにしろ、理由ってのははっきりしておいた方が良い。曖昧にお互いが見て見ぬふりをしておくと、曖昧なままに事が進み、結局は双方が思いもしない最悪な展開が待っていることだってある。そうならない為には、疑問があればそれを尋ねるべきだし、尋ねられた側も明確にその理由を言葉にするべきだとPepeは思う。互いに主張をぶつけ、互いに主張を受け止め、そのうえで両者が納得できる妥協点を導き出すことが、大切なのだと思う。

結局、ライブの時間制限がありAndresさんとナオト・インティライミさんのステージ上での共演は叶わなかったのだけど、ライブ終了後の打ち上げで二人の共演が実現。素晴らしい映像を目にすることが出来てよかった。

コロンビアでの映像も含まれているのかどうか、詳細はHPなどで確認してもらうとして、映画「ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー」、首都圏は今日(5月10日)まで上映しているようです。

おもしろそう。


Pepe
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# by albondiga | 2013-05-10 02:26

Pepe、連休を終える。

連休中に開催された「東京国際ユースU-14」に参加した国内チームに添乗した。6日間の業務だったのだが、なかなか面白かった。通訳や添乗の仕事をするうえで毎回"面白い仕事"に巡り合えるわけではないが、努力次第で仕事を面白くすることは出来るとPepeは思う。もちろん、その裏にはPepeの存在をあたたかく支えてくださる皆様がいるからである。いつも有り難うございます。

トーナメントの感想をゆるゆる述べるが、優勝したのはボカ・ジュニアーズ。決勝でサントスFCを4-0で破り完勝の圧勝の爆勝。観客も1万人近く入り、非常に盛り上がったのは言う間でもない。14歳の選手がプレーしていることをつい忘れてしまうくらいトップレベルのサッカーをしていたし、なにより走り方やボールの持ち方などがサッカー選手そのものであった。小さいうちからサッカー選手っぽい動きをしているかどうか、一人の選手がトップレベルまで上り詰めるうえで非常に大切なことのような気がした。ユニホームの着こなし方、歩き方、ボールの触り方、話し方、顔つき、サッカーに対する情熱、これらの要素もトップレベルの選手には何か共通項があるだろう、そんな気もした。

昨夏の静岡ゴールデンアカデミーでクラブ・アメリカから招聘したチュチョさんやラファが力強く伝えていたコーディネーショントレーニングの重要性やその効果についても改めて感じた。正確なパス、正確なトラップは一人でも練習して向上できるけれど、試合で高いパフォーマンスを発揮するための正しい体の使い方は、コーチがしっかりと教えなければならない。まぁ、子どもに教える前に先ずは、コーチ自身がその意義について理解する必要があるだろう。
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要は、気づくか見過ごすか。

サッカーは、深い。


Pepe
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# by albondiga | 2013-05-07 23:47

Pepe、誕生日にゴールを決める。

正直な気持ちを言えば、このタイトルでブログを更新したくなかったのだが、おそらくこの先のサッカー人生において誕生日にゴールを決めることもないであろうから、30歳になった節目ということで平成二十五年四月二十八日の試合をゆるゆる振り返ることにする。

神奈川県一部リーグの開幕戦、対戦相手は今シーズンから一部に昇格した「Yokohama Fifty Club」。



―ご無沙汰しております、Pepeさん。

あら、どうも。まだ生きていたのですね。

―誕生日にゴールを決めたという情報を手にしたもので、たまにはお話を聞いてみるのもよいかな、と。

ほうほう、何を隠そう、その噂は事実です。そして、おかげさまで無事に20代の生活を終えることが出来ました。有り難うございます。

―早速ですが、試合の振り返りをお願いします。

では、と言いたいところですが、試合のプレイバックについてはクラブの代表である青島さんのブログをご覧いただけるとよろしいかと思います。

―と、言いますと。

面倒くさいからです。

―それはいけませんね。きちんと試合を分析することは大切なことだと思いますよ。

仰る通りなのですが、今回は恥ずかしながらタイトルにある「Pepe、誕生日にゴールを決める。」にフォーカスして欲しいんです。

―それならそうと先に言えばいいのに。言葉にしないと想いは伝わらないよ。

すみません。

―それではPepeさん、ゴールを決めたことも含め自身のプレーについてお聞かせいただけますか。

先ずは、ボールを失わないようにということを気に掛けてプレーしていました。というのも、ここ最近のトレーニングマッチで同じような状況でボールを失うことが多かったんですよ。

―ふむふむ。

中盤でボールを奪ってから、前にスペースがあればドリブルで攻め上がっていました。上がれるところまではドリブルで進み、タイミングをみてシュートかパス、というイメージを常に持ってはいたのですが、ノリノリ気分で攻め上がったあと9割近い確率で次のプレーを実行する前に相手DFと衝突しボールを失っていました。なので、28日のゲームでは同じミスをしないようにということを心掛けていました。

―なるほど、効果はありましたか。

中盤でボールを奪い、ドリブルで攻め上がる場面が三回ありました。一回目は正確にパスを繋ぎました、二回目は相手にプレゼントパスしました、三回目はゾラさん(背番号10)にプレゼントパスしました。

―大空選手へのスルーパスは、まぁまぁ綺麗でした。

ありがとうございます。ただ、僕のスルーパスよりも、ゾラさんのボールを引き出す動きが素晴らしかったと思います。と言うのも、あの場面でドリブルで上がっている時に僕の頭の中にはスルーパスという選択肢がありませんでしたし、もう少しゴールまで近づいたらシュートかな、と考えていたんです。その瞬間、絶妙なタイミングで前のスペースに侵入しようとする怪しい男が目に入ったんです。あれだけ怪しい動きをされたら誰の目にも留まるでしょうね。その動きに僕は騙されて、ついパスを出してしまったというわけです。少し真面目にお話させてもらうとすると、ゾラさんの動き出しが僕にスルーパスというイメージを与えてくれた、ということです。

―試合終了間際のPepeさんのゴールについてお聞きしましょう。

覚えている限りでは、この試合で僕はシュートを6本打ち、最後の1本がゴールになりました。あとの5本は全て明後日もしくは、しあさっての方向に飛んでいきました。力が入り過ぎていたのか、距離が遠過ぎたのか、ナイターの試合で暗くてよく見えなかったのか、とにかく全てのシュートが枠を逸れました。ゴールが決まったシュートも、実はうまく捉えられなかったんです。意外と、そういうシュートが入ったりするものかもしれません、ラッキーでした。シュートを打てども打てども決まらず、最後の1本が決まる。と、思い出すのは2002年W杯欧州予選の「イングランド-ギリシャ」のゲームです。ベッカムが試合終了間際にFKを決めてイングランドの本大会出場が決まったのですが、その試合でベッカムは200回くらいFKを蹴っていたんです。どれも決まらず迎えた後半ロスタイム、最後の最後のチャンスでゴールネットを揺らし、オールドトラフォードは歓喜に包まれたのです。

―で、何が言いたいのでしょうか。

失敗から学んだということです。中盤でのドリブルに関して言えば、前にスペースがあれば自ら持ち上がるべきだと常々思ってそれを実践してきましたが、状況によっては必ずしもそうではないと30歳になりようやく身をもって感じました。幸い、監督のアキさんをはじめ、チームメイトが冷静な視点で僕自身のプレーについてアドバイスしてくれるので非常に有り難いです。シュートをやみくもに打つことに関しては、やはりそれが自分の持ち味だと思いますし、チャンスと思えばこれからもゴールを狙っていきたいですね。シュートなんて決まらない方が多いんだから、とりあえず打っておけばいいんです。打たなかった後悔より、打った後悔。女の子に告白するときと同じです。好きな子には好きと言った方がよい。

―なるほど、話が逸れてきそうです。

ただ、先ずは自分の特徴を表に出していくということが大切だと思うんです。それがチームの為になれば一番ですし、だけど自分の良さを断固と貫くことが必ずしもチームのレベルアップに繋がるとは限らないとも思います。ただ、そういう状況になった時、周囲の人からのアドバイスに耳を傾けてきちんとそれを消化できれば、選手としてより成長出来るのではないかなと思います。時には自尊心を削られるような耳が痛くなる言葉もあるかもしれませんが、冷静にサッカーを観ている人の話は非常に貴重なものです。

―相手チームの「Yokohama Fifty Club」に大先輩がいたとお聞きしました。

はい、大学時代の二つ先輩だった和田さんです。試合前に整列した時に"あっ!和田さん!"といった感じで、すごく驚きました。昨シーズン限りでJリーグを引退したということは知っていましたが、まさか秋葉台公園のグランドでお会いするとは思ってもいませんでした。試合中に直接マッチアップすることはなかったですが、偉大な先輩と再び同じピッチに立てたということはすごく嬉しかったですね。試合後に色々とお話させていただき、ゴールについても誉めていただきました。

―長くなりました。久しぶりにPepeさんのお話が聞けてよかったです。

そう言っていただけると嬉しいです。ただ、僕の場合はプレーに好不調の波があるので、気分が悪い時は無口を通すと思いますので、その点をご理解いただければと思います。

―そういう時こそ言葉にして想いを伝えるべきだと思いますけど、まぁ、それはそれで認めましょう。

ゆるゆるとやらせてもらいます、ありがとうございます。


Pepe
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# by albondiga | 2013-04-30 00:52


ゆるゆる通訳者(スペイン語)の、これまでとこれからを綴ったゆるゆるブログ。自身のサッカーについてもゆるゆる綴ります。メキシコ、トルーカ在住。


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