ブログトップ

<   2013年 04月 ( 2 )   > この月の画像一覧

Pepe、誕生日にゴールを決める。

正直な気持ちを言えば、このタイトルでブログを更新したくなかったのだが、おそらくこの先のサッカー人生において誕生日にゴールを決めることもないであろうから、30歳になった節目ということで平成二十五年四月二十八日の試合をゆるゆる振り返ることにする。

神奈川県一部リーグの開幕戦、対戦相手は今シーズンから一部に昇格した「Yokohama Fifty Club」。



―ご無沙汰しております、Pepeさん。

あら、どうも。まだ生きていたのですね。

―誕生日にゴールを決めたという情報を手にしたもので、たまにはお話を聞いてみるのもよいかな、と。

ほうほう、何を隠そう、その噂は事実です。そして、おかげさまで無事に20代の生活を終えることが出来ました。有り難うございます。

―早速ですが、試合の振り返りをお願いします。

では、と言いたいところですが、試合のプレイバックについてはクラブの代表である青島さんのブログをご覧いただけるとよろしいかと思います。

―と、言いますと。

面倒くさいからです。

―それはいけませんね。きちんと試合を分析することは大切なことだと思いますよ。

仰る通りなのですが、今回は恥ずかしながらタイトルにある「Pepe、誕生日にゴールを決める。」にフォーカスして欲しいんです。

―それならそうと先に言えばいいのに。言葉にしないと想いは伝わらないよ。

すみません。

―それではPepeさん、ゴールを決めたことも含め自身のプレーについてお聞かせいただけますか。

先ずは、ボールを失わないようにということを気に掛けてプレーしていました。というのも、ここ最近のトレーニングマッチで同じような状況でボールを失うことが多かったんですよ。

―ふむふむ。

中盤でボールを奪ってから、前にスペースがあればドリブルで攻め上がっていました。上がれるところまではドリブルで進み、タイミングをみてシュートかパス、というイメージを常に持ってはいたのですが、ノリノリ気分で攻め上がったあと9割近い確率で次のプレーを実行する前に相手DFと衝突しボールを失っていました。なので、28日のゲームでは同じミスをしないようにということを心掛けていました。

―なるほど、効果はありましたか。

中盤でボールを奪い、ドリブルで攻め上がる場面が三回ありました。一回目は正確にパスを繋ぎました、二回目は相手にプレゼントパスしました、三回目はゾラさん(背番号10)にプレゼントパスしました。

―大空選手へのスルーパスは、まぁまぁ綺麗でした。

ありがとうございます。ただ、僕のスルーパスよりも、ゾラさんのボールを引き出す動きが素晴らしかったと思います。と言うのも、あの場面でドリブルで上がっている時に僕の頭の中にはスルーパスという選択肢がありませんでしたし、もう少しゴールまで近づいたらシュートかな、と考えていたんです。その瞬間、絶妙なタイミングで前のスペースに侵入しようとする怪しい男が目に入ったんです。あれだけ怪しい動きをされたら誰の目にも留まるでしょうね。その動きに僕は騙されて、ついパスを出してしまったというわけです。少し真面目にお話させてもらうとすると、ゾラさんの動き出しが僕にスルーパスというイメージを与えてくれた、ということです。

―試合終了間際のPepeさんのゴールについてお聞きしましょう。

覚えている限りでは、この試合で僕はシュートを6本打ち、最後の1本がゴールになりました。あとの5本は全て明後日もしくは、しあさっての方向に飛んでいきました。力が入り過ぎていたのか、距離が遠過ぎたのか、ナイターの試合で暗くてよく見えなかったのか、とにかく全てのシュートが枠を逸れました。ゴールが決まったシュートも、実はうまく捉えられなかったんです。意外と、そういうシュートが入ったりするものかもしれません、ラッキーでした。シュートを打てども打てども決まらず、最後の1本が決まる。と、思い出すのは2002年W杯欧州予選の「イングランド-ギリシャ」のゲームです。ベッカムが試合終了間際にFKを決めてイングランドの本大会出場が決まったのですが、その試合でベッカムは200回くらいFKを蹴っていたんです。どれも決まらず迎えた後半ロスタイム、最後の最後のチャンスでゴールネットを揺らし、オールドトラフォードは歓喜に包まれたのです。

―で、何が言いたいのでしょうか。

失敗から学んだということです。中盤でのドリブルに関して言えば、前にスペースがあれば自ら持ち上がるべきだと常々思ってそれを実践してきましたが、状況によっては必ずしもそうではないと30歳になりようやく身をもって感じました。幸い、監督のアキさんをはじめ、チームメイトが冷静な視点で僕自身のプレーについてアドバイスしてくれるので非常に有り難いです。シュートをやみくもに打つことに関しては、やはりそれが自分の持ち味だと思いますし、チャンスと思えばこれからもゴールを狙っていきたいですね。シュートなんて決まらない方が多いんだから、とりあえず打っておけばいいんです。打たなかった後悔より、打った後悔。女の子に告白するときと同じです。好きな子には好きと言った方がよい。

―なるほど、話が逸れてきそうです。

ただ、先ずは自分の特徴を表に出していくということが大切だと思うんです。それがチームの為になれば一番ですし、だけど自分の良さを断固と貫くことが必ずしもチームのレベルアップに繋がるとは限らないとも思います。ただ、そういう状況になった時、周囲の人からのアドバイスに耳を傾けてきちんとそれを消化できれば、選手としてより成長出来るのではないかなと思います。時には自尊心を削られるような耳が痛くなる言葉もあるかもしれませんが、冷静にサッカーを観ている人の話は非常に貴重なものです。

―相手チームの「Yokohama Fifty Club」に大先輩がいたとお聞きしました。

はい、大学時代の二つ先輩だった和田さんです。試合前に整列した時に"あっ!和田さん!"といった感じで、すごく驚きました。昨シーズン限りでJリーグを引退したということは知っていましたが、まさか秋葉台公園のグランドでお会いするとは思ってもいませんでした。試合中に直接マッチアップすることはなかったですが、偉大な先輩と再び同じピッチに立てたということはすごく嬉しかったですね。試合後に色々とお話させていただき、ゴールについても誉めていただきました。

―長くなりました。久しぶりにPepeさんのお話が聞けてよかったです。

そう言っていただけると嬉しいです。ただ、僕の場合はプレーに好不調の波があるので、気分が悪い時は無口を通すと思いますので、その点をご理解いただければと思います。

―そういう時こそ言葉にして想いを伝えるべきだと思いますけど、まぁ、それはそれで認めましょう。

ゆるゆるとやらせてもらいます、ありがとうございます。


Pepe
[PR]
by albondiga | 2013-04-30 00:52

Pepe、誕生の地をかする。

サッカーチームの海外遠征に関わる通訳兼添乗でスペインへ行ってきた。職探しを小休止、職探しからの逃避行、解釈は様々なのだが2008年の帰国以来、久しぶりにイベリア半島に足を踏み入れた。というわけでゆるゆる通訳のゆるゆるブログ、久しぶりに記録がてらゆるゆると綴っていこうと思う。

スペインでの滞在先はパレンシア。バレンンシアじゃなくてパレンシア。ValenciaじゃなくてPalencia。カスティージャ・イ・レオン地域の小都市で、Pepeが留学していたサラマンカも同じ地域に属しているので、少しだけ懐かしい気もしたかというと全くもってそんな余裕はなかった。中心部から離れたホテルから試合が行われるグランドへの移動はバスでの往復、空き時間に街をぷらぷら散策するという小さな目論見も実現するには程遠かった。

のんびりした街並み、のんびりした人々、のんびりしたあたたかい大会の雰囲気のなか、Pepeの周囲だけはなんとなくせわしい時間が過ぎていった。そんななか、大会主催者による夕食会では美味しいワインやとろけるようなハム、肉汁たっぷりのやわらか仔羊などを頂いた。脳みそがぶっ飛びそうな業務でヒョットコドッコイな状態であったものの、舌と胃袋だけは満足感に満ちていた。

関係者との会話のなかでPepeがサラマンカに住んでいたと告げると、話が色々と弾みPepeの所属していた「Real Salamanca Monterrey」というチームについてご存知の方々もちらほらいた。すると翌日からはおっちゃん集団から"Salmantino!"と呼ばれるようになり、用事があり事務所を訪ねた際にワインやらチョリソやらをご馳走になった。他にも、共通の知り合いがいたりとサッカーを通じた縁の繋がりを感じた。

余談ではあるが、このサラマンカという都市。有名なサラマンカ大学もあり学生の街ということで知られてはいるが、スペインの他の地域の人たちからはフィエスタ(お祭り、パーティー)の街として知られてもいる。夜遊び!とまではいかないにしても留学生が非常に多く、賑やかな街であることは間違いない。そういえば昨年、バンコクで話をしたスペイン代表の選手も、今回のパレンシアで出会った人々も、口をそろえて"サラマンカで夜の遊び方を学んだか?"と楽しそうに聞いてきた。
e0147072_22533965.jpg
言葉に関しては、一応はサラマンカで学んだので綺麗なスペイン語を習得したつもりではあった。が、高い言語レベルを維持することは簡単でないということを今回の業務で感じた。帰国以来、それなりに仕事でスペイン語を使ったり、それなりに勉強を続けたりはしているものの、海外にいる時と比べ入ってくる情報量が明らかに少ないのでレベルの低下は顕著だ。今後も、"それなりの"生き方をしていくのであれば今のままでも十分なのだろうけれど、それなりにお気楽で生きていけるほどの余裕なんかないし、もっともっと高いところを目指しているのだから、まだまだ捻挫癖のある足を止めるわけにはいかない。

これに関しては単に言葉だけに限ったことではない。幸い、良い環境で仕事も出来ているし、様々な業種の方と会話する機会を持つことで、自分の成長を感じられているので引き続きバンテージを巻きながら歩んでいこうと思う。正直なところ、時には頭を悩ませることもあるのだが、近頃は絡まった配線コードをほどく術を身につけられているようで、なんとな~く落ち着いている。

話は変わるが、海外の代表チームに帯同した時などはPepeの頭の中に新しいアイデアや人生のヒントとなるような面白いフレーズが浮かんでくるのだけど、今回のスペイン遠征ではそういうのがなかった。たぶん、そういったものを吸収するだけの受信アンテナを張るだけの余裕がなかったからなのだろうけど、こればっかりは仕方ない。もしかしたら2週間後か、半年後か、いつの日か今回の滞在を思い出すようにアンテナが反応するかもしれない。

つづく(かもしれない)。


Pepe
[PR]
by albondiga | 2013-04-06 22:56


ゆるゆる通訳者(スペイン語)の、これまでとこれからを綴ったゆるゆるブログ。自身のサッカーについてもゆるゆる綴ります。メキシコ、トルーカ在住。


by albondiga

プロフィールを見る
画像一覧

カテゴリ

Pepeの履歴書

以前の記事

2015年 01月
2014年 12月
2014年 08月
2014年 06月
2014年 02月
2013年 12月
2013年 09月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月

タグ

(153)
(100)
(60)
(51)
(41)
(33)
(23)
(20)
(18)
(17)
(14)
(12)
(12)
(12)
(10)

お気に入り

irrumattio
そのうちサッカーマガジンで特集を組まれるであろう日本で唯一の∞チーム

Communication!Condision!Passion!
irrumattio 選手兼監督
古川貴弘 公式blog

R.S. Monterrey C.F.
Pepeの元所属クラブ

11contra11.com
サラマンカのスポーツ情報

futbolme.com
スペインリーグ順位表
1部、2部A、2部B…
3部以下もここでチェック

直助の球けり妄想記
青島さん(横浜G.S.F.C.)

HERO
Shunsuke

全ては勝利のために
Taro

booa的ごくらく日記
Taiji

Pepe日記「ピパス」
Pepe日記第一弾

検索

その他のジャンル

画像一覧